二年後期の講義がすべて終了したのでメモがてら雑感を.
履修は以下の様な感じ
位相空間Ⅰ
- 距離空間に関しての話.距離空間の定義から始まり開集合,完備距離空間,コンパクト,連続写像の5つに関して定理とその証明を行う.
- ε-N,ε-δをよく使うので前期の解析学Ⅰで鍛えてないとなかなか厳しいかも.(逆に言えば鍛えていれば自明な証明もある.)
- 試験は講義で行った証明のどれかから.定義も結構な割合で出る.
フーリエ解析
- フーリエ級数展開,フーリエ変換,ラプラス変換について.
- 担当が工学の人なので工学への応用の話がちょくちょく入ってくる.
- 試験はほぼ計算問題.
ネットワーク概論
- ネットワークに関する様々なものについての概要を知れる.
- 試験はSkypeなど他の人とチャットをして協力することができるので知識と友達を持つ人間が勝つ
- コース専門じゃないのが謎(全技術者が知るべきってことなんだろうか)
数理情報学基礎演習
- 数理情報学コースのプログラミング科目.半期Cの復習で半期MATLAB使った数値解析.
- レベル的にはコンプロⅡを終えたRD向けという感じで意外と高め.
- 早々に課題ができるとレベルの上がった課題が降ってくるので退屈はしない.
物理数学
- 偏微分,テイラー展開,フーリエ級数展開,微分方程式の基本をおさらいする.
- 非常に丁寧に途中式を書くので,真面目に聞くと理解できるけどすでに知ってると非常に退屈かも.
- 成績の付け方が特殊(max{試験, (試験+出席)/2})なので真面目にしてれば単位は取れると思う.
代数学Ⅰ
- 群について,導入から置換群,巡回群などの話に行き正規部分群や準同型定理まで.
- 親切な講義とオープンアクセスの教科書のおかげでノート取らなくても十分理解が可能.
- 試験の問題は代数学Ⅰ演習から出るので,履修するかプリントを見せてもらうのが吉.
情報システム実験Ⅱ
- 論理回路とネットワークに関する実験とレポート.
- 論理回路はリード線の本数,ネットワークはWindowsマンの死.
- ネットワーク実験5, 6回目のレポートの再提出はないので注意.
信号理論
- フーリエ級数展開,フーリエ変換とそれを用いた無限級数の話や標本化定理まで.
- しっかりと黒板に書いて講義するのでまともにノート書くと理解できる.
- 試験は定義と計算両方,範囲もまんべんなくに出題.
最適化法
- 関数の最小値や最大値の問題について,二次形式を用いて判定方法を知る.
- 講義資料が配られるのでそこに話している内容を書き込むと吉.
- 試験は抜き打ちで行う小テストと同じようなものが出る.(模範解答も配られる)
組み込みシステム
- 組み込みの分野についての概論的科目.
- 論理回路もあればカーエレクトロニクスもあるので範囲は広い.
- 試験自体簡単で,自筆プリント可なのでネットやサイエンスコースの中でも取得しやすい科目.
論理回路
- 各回路が基本的なICを用いてどのような構造をしているのかを知る.
- 演習の回もあるのでそこまで多くのことはやらない.
- 試験はn進(今期は5)のカウンタ回路が作成できるようになれば問題ない.
代数学Ⅰ演習
- 各履修者に対して課題を割り当て教員が答え合わせをしていく.
- 答え合わせもすぐ終わるので15分ほどで帰れる.
- 単位は代数学Ⅰの試験で決まるような感じなので時間が空いていたら履修するべし.
位相空間Ⅰ演習
- 問題を指定し一定時間解く時間を設け,その後教員が解説する.
- 試験はあり,指定された問題から出題される.
- 指定される問題の総数は多くはないので一つ一つ潰していけば高得点が狙える.
前期分は需要があれば書く.